90'sシリーズ/外伝








「午後の授業、バックレんの?」






井戸端会議をする、3人の内の1人、由香里と同様、同じ小学校出身のマキ。

他の2人は、他校出身。






「蘭香ちんの家、行ってくる。

マキ達も行く?」


「あ~、ウチら放課後、2年に呼ばれてんだよねえ」






ちなみに、彼女たち3人も不良。






「マジ?ヤキでも入れられんすか?」


「いや、ジリ(万引き)手伝えって言われた。

カミソリとか化粧品」


「…マジか。

良かったあ、ウチらじゃなくて…」


「おいおい、せめて同情してよ」






その時だった、






「ヤッベー!

浅野真冬と喋っちゃったよ、オレ」


「え、マジ!?なんて?」






背後から、突如、

男子達の騒ぐ声が、私達の耳に入ってきた。






「階段の所でさあ、食器、1人で重そうに持ってたから、片方持ってあげる?って」


「言ったの!?」


「言っちゃった、つい

手首とか、メッチャ細いんだもん」


「うーわ、スゲー羨ましい

そして、スゲーむかつく」


「アハハハ」


(……。)(……。)