「完全にサボリだね、今日。 給食たべたら、蘭香ちんの家に行ってみる?」 教室の最前列、背中合わせに給食を食べる由香里が、パンを咥えながら首をひねってきた。 「学校に居ても暇だし、そうするか」 会話を聞いていた担任が、最後の出番を遂げる。 「…担任の前で、よくもまあ、堂々と言えるな、お前ら」 「だって、斉藤先生、怖くないし」 「午後の授業ふけたら、家庭訪問するからな」 「あ、ウチこの前、子猫生まれたんで、見に来ていいっすよ」 「……。」