本当は、この言葉を聞いた時、すでに心の中で彼女を信頼できていた。
メイファンはきっと、私を裏切らない人間だと。
『ふうん。大変だね、それは。
国からの援助なんて無いだろうし、施設を1個増やすごとに、維持費だけで年間数十万ドル抜けてくじゃん』
「アハハ、そうだね。大家族の食費だもん、しょうがないでしょ、そこは」
『………』
ああ、そういう事か。
メイファンは多分、愛に飢えているんだ。
『…家族が欲しいの?』
「ん…別に欲しいとかではないよ。
私はもう、エレナも自分の妹だと思ってるし、サウスブロンクスの子供はみんな家族だと思ってる」
『………』



