90'sシリーズ/外伝








この頃はもう、全てがどうでもよくなっていて、例え明日死のうが後悔は無かったが、この言葉だけは面白かった。







『…同情?』


「うん、同情。可哀想じゃん、あんた」


『………』








そういう事をストレートに言える人間なんて、それまで会った事がない。








『…面白いね、メイファンって』


「私さあ、夢があるの」


『どんな?』


「世界中のスラムに、ストリートチルドレンの自立支援施設を作って、みんなにご飯を食べさせるの」


『…ふうん、面白い偽善者だったんだ』


「善人じゃないよ、私は悪人。

その施設を作る為なら、他の人間から金を巻き上げてでも資金を集めるつもりだし、ストリートチルドレン以外の人間が苦しんでも知らん顔できる」


『………』