その後、夜になって再びあの歓楽街に向かうが、この日もケイティの姿が見当たらなかった。
『……?』
まだ少し早かったのか、それとも客を捕まえて仕事中なのか。
そこから一時間ほど待つがケイティは姿を現さず、痺れを切らした私は殺人犯のおばさんに声を掛ける事にした。
『ねえ、おばさん』
「ん~なんだい」
くわえタバコで太い腕を組み、通行人に睨みを利かせながら返事をくれる娼婦。
『向かい側によく立ってる、ケイティっていうブロンドのお姉さん知らない?』
「死んだよ、10日くらい前に」
『……え』
あの時の様に、心臓がゆっくりと暴れだす
「モーテルで客に殺されたよ。
首締められて、バッグも持ってかれたらしいね」
『………』



