90'sシリーズ/外伝








あの夜と同じ。

行くあてもない私の足は、自然にバスケコートの方へと向かっていた。







『…?』






すると、私達のコートの方から、誰かがバスケをする音が聞こえてきた。








『………』








縄張り意識の強い、この街で、私達のコートを無断で使用する奴は、スラム以外の人間。

音に耳を向けたままコートの中に入ると、ここら辺では見た事のない黒髪の女が、ウォーレンのボールを使って1人でバスケをしていた。








『………』