あの夜と同じ。 行くあてもない私の足は、自然にバスケコートの方へと向かっていた。 『…?』 すると、私達のコートの方から、誰かがバスケをする音が聞こえてきた。 『………』 縄張り意識の強い、この街で、私達のコートを無断で使用する奴は、スラム以外の人間。 音に耳を向けたままコートの中に入ると、ここら辺では見た事のない黒髪の女が、ウォーレンのボールを使って1人でバスケをしていた。 『………』