翌日の午後、ブラッドとの約束を破りサウスブロンクスへ戻ってみると、私達の住処には黄色い規制線が張られていた。
『………』
遺体は既に運ばれていたが、警察が1人も居ない。
ストリートチルドレン同士の殺し合いだし、ブラッドの供述で容疑者はハッキリしている為、警察は捜査を適当に片付けていた。
『………』
床に広がる血痕を見つめていると、ここでの生活がフラッシュバックし、いつの間にか目から涙が零れ落ちていた。
『…最後だからね、マックス。
イアンもウォーレンも…我慢してね…』
レコーダーにスタンドバイミーをセットし、みんなの思い出が詰まった住処をあとにした。
『……バーイ。
マックス、イアン、ウォーレン……』



