慣れというものは怖く、自分をどん底のスタートへといざなった麻薬に対し、気づけば当初よりも嫌悪感が薄れていた。
だからといって、自分がやりたいとは思わないが。
『ねえ、私も客探し手伝うよ。その方が早く売れるでしょ?』
「お前はドラッグに関わるな」
『別に関わるつもりはないよ。ただ客を探すだけじゃん。みんなで使うお金も増えるし』
「俺の夢を教えてやるよ、エレナ。
お前がドラッグに関わらねえ事だ」
そういって歩き出し、ウォーレン達のバスケに混ざるマックス。
『ならイアンに注意してよ。
昨日も私がご飯作ってる時、隣でマリファナの煙モクモク上げながらタマゴ割ってて煙たかった』
「だとよ、イアン」
「タバコより害ねえから多めに見ろよ。アムスとかじゃ合法だぜ」
『甘ったるい匂いがダルいんだってば。
ブラッドのガラムも』
「おいウォーレン。エレナ用にガスマスク調達してきてくれ。俺にまで飛び火しやがった」
「俺も嫌いだよ、ブラッドのタバコ」



