90'sシリーズ/外伝







マックス達の負担を減らすには、あまり目立つ行動は避け、武器を扱える様になり、最低限、自分の身を守れる様になる事くらいしか思い浮かばない。






「あ、あれ私の客だ。ごめんエレナ」


『うん、もう行くよ。邪魔してごめんね』


「またね、エレナ」


『うん、またね』






けど結局、それを見越して次なるシナリオを押し付けてくるのが神様だから、そう考えると頭を悩ませるのもムダな気がしてきた。







「こんばんは、お嬢ちゃん。いくら?」


『100万ドル』


「残念、今日はちょっと足りないな」


『ふうん。お金持ちだね、おじさん』







100万ドル拾えば、みんなで安全な町に家でも買って安心な暮らしが出来るけど、おそらくそんな幸運は私に用意されていない。







(私のこれまでの不幸って、いくら位だろ。

500ドルくらいかな)







もしかしたら500ドル拾えるかも知れないし、帰りは下を見ながらサウスブロンクスまで歩く事にした。







『…あ、10セント。

しかも、ちょうど1マイルくらいだし』