90'sシリーズ/外伝







ケイティとは、あれ以来、会うのは3度目。

以前、夜中に街に盗みに出て来た時、たまたま近くだった時に、一度だけ顔を出した。






「エレナはどうなの、上手くやってる?」


『ん…どうだろ。仲間とは上手くやってるけど、それが正しいかどうか分からなくなってきた』


「仲間と上手くいってるなら、そこまでは正しいじゃん。その先でしょ、分からないのは」


『……うん。迷惑とか、かけちゃうし。

女だから、私…』


「………」







視線を外しながら、ケイティの並びにスッと腰を降ろした。








「ヤラレたの?」


『…ううん。ヤラレてないよ』








見下ろすケイティに視線を合わせ、クスッと微笑んだ。







『50ドル、取ったし』


「…そっか。誇っていいと思うよ。

私の最初より、20ドル高いし」


『アハハ、勝った』