90'sシリーズ/外伝







男達が去り、二階へ上がると、イアンが膝を抱えながら泣いていた。







「…ごめん…エレナ……ごめん……」


『………』







情という物は、生きる事を邪魔する。

優しい奴らは私に合わない。







『…謝る必要ないよ、イアン。

私は何も失ってないし、傷ついてもいない…』


「………」







選んだ選択肢が、続きのシナリオ。

こいつらに迷惑をかけ続けるか、お互いの為にここでキッパリと別れるか。







『…そろそろ、マックス達も帰って来るから…

昼食、作ろう…』


「…ごめん…エレナ…本当に、ごめん…」


『………』








理屈だけで動けたら、どんなに楽か。

私はまだ、非情になる覚悟が出来ていないから、こいつらとは離れられない。








『スクランブルエッグ…作ろう……イアン』


「……。」