ここでの存在意義を考えた。
彼らにとって私は無益。それどころか、女という性別のせいで無駄なリスクを背負わせている。
ならどうして、私は生きている。
「アンチェインド・メロディーか、良い選曲だぜエレナ。酒が旨くなる」
『……知らない。適当に入れただけ』
その答えは簡単。
生きれる場所だから生きているだけ。
「ブラッド、明日からしばらく交代で誰か一人はここに必ず残せ。エレナを守る奴が必要だ」
「ああ。お前は忙しいから、俺とイアンが交代で見張る」
「頼むぜ」
『……。』
けど、大事な奴らに負担をかけてまで、ただ生き延ばすだけの命に、どんな意味があるのだろう。
「チッ、マジかよ…サビで針飛びしやがった」
「スタンドバイミー流すなよ。俺も飽きた」
神のみぞ知る答え。
他人よりも不幸な始まりのシナリオに、もし何も意味を成さないゴールが待っていたとしたら。
そう考えると、気分が憂うつになる。
『…ウォーレン、今日って何曜日だっけ』
「月曜でしょ」



