キミの隣は私じゃダメですか…

ある日、彼氏と電話していた時に、

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    ミナトさんからLINEが届いてます。

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えっ…!ルカの中ではうれしかった。
今もまた車の話…ルカにとっては憂鬱な時間だった。
LINEの内容を確認した。

「ルカ~~寝れやんのやけど、電話しやん?」

そう、ミナトからの電話の誘いだった。
ルカにとっては好都合だった。
彼氏の車の話から逃れるためにも。

ルカは彼氏に、
『ごめん、大学の友達から電話きた。長くなるかもだから先寝てて??
 起きてそうだったら、後でかけなおすから。』
そう伝えて、電話を切ってミナトにかけた。

「なにしてたの??」
『彼氏と電話してた。車の話ばっかで嫌だったから助かった。』
「あねwよかったん?」
『うん。大学の友達と電話してくる言うたよw』
「それでいいよって??すごすぎな」

ルカはこの時間が大好きだった。
趣味を語れる幸せを知った。

気が付いたら寝ていて、起きたら電話が切れていて、
車オタクの彼氏から鬼LINEが数十件来ていた上に、
不在着信が数件届いていた。

限界がきたルカは別れ話を切り出した。
だか、配信アプリの「H」で声劇参加が決まっていたため、
それとともに別れるということになった。

ミナトには、恋愛相談もしていたのだった。
別れるのが決まったことはすぐにミナトに報告した。

このときから、ミナトに少し遊ばれているんじゃないかと思い出してしまったルカだった。