走り続け、眠る前に









「お待たせ〜」






静香がそう言って自転車を停めると、達也と真也は立ち上がった。







「念の為、トイレの裏にでもチャリ隠しとけよ」



「ハーイ、お父さん」







私達は真也に言われた通り、自転車を隠した。






「ここだとコケた時に痛いから、あっちの芝生あるとこ行くぞ」






達也はそう言って原付バイクのスタンドを外し、近くの草が生えた砂地の方へ押して向かい、私達も後を付いて行った。