走り続け、眠る前に









「学校サボったのか?」






真也の左手には半キャップが握られていた。






「あんたら居なくて暇だったから涼みに来た〜。

てかさ、バイクで来たの?」






夏美に聞かれ、真也は左手のヘルメットに視線を移した。






「ああ、昼間は追われるの面倒だからメットかぶって乗ってんだ。

2ケツする時は意味ねえけど」






真也は達也のオデコをピシッと叩いて起こし、腰を降ろした。