走り続け、眠る前に








「いいじゃん、別に長いままで。

マドカは長い方良いよ」



「え…そ、そっかな…

ありがとう…」







髪を触りながら照れていると、夏美がふてくされた感じで達也に聞いた。







「へえ〜。

達也はマドカの長い髪が好きなんだ〜。


それとも髪じゃなくて、マドカが好きなんですか?」



「ちょっと夏美…」







すると達也は、深く考えた訳でもなく、ポロッと夏美が傷つくセリフを口にしてしまった。






「そんなわけねえだろ。

まあ、長い髪は好きだけど」



「………。」