走り続け、眠る前に








「あれ、マドカ髪切りに行ったんじゃないの?」






部屋に入るなり、夏美が私の髪を見て聞いてきた。






「え?切ってきたよ。

少しだけど、ほら」







私はそう言って後ろを振り返った。







「本当に少しだな…

元々めっちゃ長いから、少し切ったところであんま変わらねえな」



「ん…でも頭軽くなったよ」






テーブルにタバコと財布を置いて腰を降ろすと、

真也とゲームをしていた達也が振り返り、私の髪を見てきた。