走り続け、眠る前に








「ウチの二年はとりあえず置いといてよ、


こいつらどうすんだ?」







政信先輩がそう言って他校の生徒に振り返ると、


彼らの頭らしき男が少し震えた様子で答えた。







「ま…待ってくれよ。

岡田が出て来るなんて聞いてねえよ…


早川が大丈夫って言ったから俺らは参加しただけで…」



「でも、理由無しに俺の後輩やったのは事実だよな」



「い、いや…それは…」








岡田先輩の問いかけに男は視線を反らし、


その時、先輩達を呼びに行った夏美が戻ってきた。








「間に合った!?」







私と静香がコクっと頷くと、夏美はホッと息を吐いて自転車から降りた。