走り続け、眠る前に








「あ、政信先輩。

このズボン、愛徳すか?


いいなあ、カッケー」



「…お前なあ、俺はまだ許してねえんだぞ。

馴れ馴れしくすんな…」



「変形ズボンって、やっぱり通販で買うんすか?


政信先輩が通販注文してんのあんまり想像つかないっすよね」



「…岡田、やっぱこいつ殴っていいか」









達也は昔からこんなで、

嫌いな先輩には一切腰を低くしないくせに、

自分が気に入った人にはとことん、なつく奴だった。