走り続け、眠る前に









私達が近づくと二年達は会話をピタリと止め、全員がこちらを直視し、


私達の前を歩く達也と真也はそれを気にせずに先輩達の横を堂々と通り過ぎた。








「先輩に挨拶無しかよ」








男の先輩達は何も言わず達也達を睨んでいたが、恵美先輩がボソッと私達を見て言ってきた為、

私と静香が軽く頭を下げて通り過ぎると、


夏美は立ち止まり、両手を前で組み首を横に傾げた。








「ごきげんよう〜」




「…ってめえ、夏美」






私と静香は同時に夏美の服を掴み、そそくさと校門を出た。