走り続け、眠る前に









真也に謝らないといけない事がある。






私はこの日、初めて二人切りで話すまで、


あんたの事を脇役だと思っていた。









「…うん、ありがとう」



「そろそろ帰ろうぜ。

明日みんなでプールに行く約束してんだし。


俺の平泳ぎが達也のクロールより速いって噂知ってるか?」



「あははは。

気持ち悪いだろ、それ」












私の仲間に脇役なんて一人も居ない。






そう実感した一年の、


夏の夜の出来事――