走り続け、眠る前に









「ま、最初は面倒くせえけど、その内、愛想尽かされて何も言われなくなるんじゃねえか」




「…だと良いんだけどね。

うちの父親、やたら真面目でしつこいからな…


その度に家から出て散歩しなきゃだな、今日みたいに。



息苦しいの嫌いだから…」








真也はタバコを足元に捨て、靴で踏みつけて火を消すと、その場に立ち上がった。








「なら、

その度に俺の所に来いよ。



何度でもいいからよ」




「………。」