走り続け、眠る前に









「真也、ありがとね」



「…なにが?」









わかってるくせに。








「あんたって良い奴だよね。

でも大丈夫だから心配しないでね、別に親と喧嘩したとかじゃなくて、なんとなく息苦しかっただけだから、


ま、怒られた事には変わりないけど、私は言い返したりしないから、喧嘩にはならないし…」



「………。」







真也はコーヒーの缶を置き、タバコに火を点けた。