「はい」 数回コールを鳴らすと、真也が電話に出た。 「…あ、真也? 良かった…親が出たら無言電話になるとこだった」 「マドカか?どうした」 「いや、別に… 用は無いんだけどさ…」 「お前、外に居るのか? 今どこだよ」 「え、今は…学校近くの神社の前に在る公衆電話」 「五分位、待ってろ」 真也はそう言って電話を切り、私は電話ボックスから出て神社の階段に座り、真也が来るのを待った。