走り続け、眠る前に








「なんで笑ってんの?」



「お前さ、財布を落としたらどうする?」



「財布?

交番に行くに決まってんじゃん」



「だろ?

普段は敵だとか言って調子こいてよ、困った時だけ助けてくれっつうのもダサい話だと思わねえ?」



「…まあ、一理あるけど。

真也って本当にオヤジ臭いよな…」



「………。」







真也はこの頃から他の不良とは少し違い、妙に真面目な部分やオヤジ臭い所があり、


影が薄くて変わった奴だなあ位にしか思っていなかったが、

わりと落ち着きの無い達也の相方としては、凄くバランスが良かった。