走り続け、眠る前に








「あれ、あいつは?

あんたらと待ち合わせしてるって聞いたから待ってたのに」



「夏美ですか?

今ちょっと歯医者に行ってて、後から合流します」



「まじかよ〜つまんね」








私が説明すると、郁美さんはガッカリし、もう一人の先輩が口を開いた。






「聞いたよ、あんたら二年に喧嘩売ったんだって?」






郁美さんの相方、三年の早苗先輩にそう言われ、

二年がこの人達と仲が良い事を忘れていた私と静香は気まずい表情で謝った。







「…はい、すみません」



「ハハハッ。

いいよ別に、ウチらに謝んなくても。

あいつら好きじゃねえし」



「……え」






静香と顔を見合わせていると、郁美さんが笑い出した。