走り続け、眠る前に









「…言いたい事はそれだけかよ、夏美」






里奈先輩がそう言って自転車を降りると、他の先輩達も私達を取り囲み始めた。







「まだありますよ。

静香の狐目をバカにしていいのは私だけなんで、謝って下さい。



あと、倒れたプリン」







夏美がそう言った瞬間、一人の先輩が夏美の胸ぐらを掴んだ。






「ヤラレないと分からないみたいだね、あんた」



「謝って下さい」






夏美は胸ぐらを掴む先輩を無視し、恵美先輩だけを見ていた。






「………。」