走り続け、眠る前に








「マジ?くれんの?

ラッキー、カラオケでも行こうぜー」






恵美先輩は金を受け取ると、機嫌を良くしたが、

その横で黙って私を見ていた里奈先輩が口を開いた。






「つーかさ、あの二人は何で来ないわけ?」



「…私が来るなって言って、置いてきました」



「…ふうん。

ま、いいや、行こうぜ」







里奈先輩がそう言って自転車にまたがった時、私の後ろから突然、夏美達が出て来た。








「マドカ、チャリこぐの早いって…」



「静香…」