走り続け、眠る前に








「そんな簡単な話じゃねえんだよ。


上に手を出したら他の奴が出てくるし、

そいつらもやったら、また別の先輩が出てくるから切りがねえんだよ。


岡田さんだって言ってたろ」



「でも達也達は早川先輩達に手を出したじゃん」



「お…俺らはいいんだよ、

男だから」



「…なんだよそれ。

とにかく私は行かない」



「………。」







静香が頑なにそう言うと、

二人は黙って腰を降ろした。