走り続け、眠る前に








「…あのなあ、

いくらバカっぽくても相手は仮にも一個上だろ。


せめて無理でしたとか言ってから来ないと、マズいだろ…」






真也は呆れた感じで言い、その場に立ち上がった。








「…ほら、行くぞ」



「どこに?」






夏美が聞き返すと、達也もタバコをポケットに入れて立ち上がった。







「謝りにだよ。

お前らまで二年を敵に回す気かよ、この世界の先輩命令は絶対なんだよ。


強制の命令が無理な場合は、謝りに行くのが筋なの」



「………。」






私達はなんとなく納得がいかず、顔を見合わせた。