走り続け、眠る前に








「ふうん。

ならさ、ついでにウチらの分も用意してよ。


ハイブリーチ4箱と、赤のヘアカラー1個」



「いや…そんな金無いっすよ、ウチら」






夏美が苦笑いでそう言うと、恵美先輩は再び里奈先輩の自転車の後ろに乗った。







「金が無いなら取ってくりゃいいじゃん。


ダッシュな、15分以内」



「え…待って下さいよ…」



「ウチら今から友達と合流すっから、西中の校門前に持って来いよ。

バックレたらお前ら全員ヤキだかんな」






恵美先輩は一方的にそう告げると、里奈先輩とコンビニから去って行った。