走り続け、眠る前に








「あんた名前は?」



「夏美です」



「…ふうん」







恵美先輩はそう言って自転車の後ろから降り、夏美の髪に触れた。






「スゲー色だな。

倒れたプリンかよ、お前」



「アハハハ」



「………。」






夏美は何も言い返さず、静香の顔つきが変わった。