走り続け、眠る前に








「じゃ、行くか」







静香はそう言ってスタンドを外し、私達が達也の家に向かおうとすると、


コンビニの前を通った二人乗りの自転車の女達が、私達の姿を見た途端、方向を変え、近付いて来た。







「…あんたら一年?」







声をかけてきたのは、二年のヤンキーグループの女の一人で、後ろにはそのグループの中心人物、恵美先輩が乗っていた。







「そうですよ」







静香が無表情でそう答えると、恵美先輩が口を半開きにして静香を睨んだ。






「何こいつ、目つきワリーんですけど」



「………。」