走り続け、眠る前に







夏休みに入り、



この日、私が遊びに出かけようと玄関先でサンダルを履いていると、

仕事が休みで家に居た母親がリビングから出てきた。







「また今日も、夜中に帰って来るつもり?」



「………。」







振り返ると、母親は腕を組みながら冷たい表情を浮かべていた。