走り続け、眠る前に








「でもさ、

マブダチ三人が同じ男を好きってマズいよな」







夏美がそう言い、静香が頷いた。







「うん、たしかに」



「そこでだ、ここはフェアに勝負しようじゃないか。

ウチらの中で、誰かが抜け駆けして告っても喧嘩になるだろうから、

こっちからは絶対に告らないで、達也から告ってきた場合のみOKして、

負けた二人は勝者を祝福するってのは?」







夏美はそう言って立ち上がり、タバコに火を点ける私に肩を組んできた。