走り続け、眠る前に








「お前ら嘘吐くなー!

正直にって言っただろ」



「いや…自分はどうなんだよ、夏美だって上げなかったじゃん」



「私?ああ、忘れてた。

じゃあ、はい」






静香に言われ、夏美は何の迷いも無く、手を上げた。






「え…夏美、マジ?

…静香は?」



「…しゃあねえなあ、

なんだよ、この青春チックなやり取りは。


中学生じゃあるまいし」



「いや、中学生だろ、ウチら」







静香はクスッと笑い、右手を軽く上げた。