走り続け、眠る前に








「なあ、達也ってやっぱりカッコイイよな」



「……?」







噴水に座ると、夏美が唐突に言い出した。







「正直に答えろよ。

達也の彼女になりたい人は、挙手して下さい」



「………。」







噴水の囲いに並んで座る私達は、お互いの顔を見合わせるが、誰も手を上げなかった。