数分後。 私と沼田君が戻ると、綾はまだフォアの前に突っ立っていた。 「美咲、私ちょっと用が出来たから帰る」 「え?」 綾はそう言って、沼田君に油性マジックをポンッと投げ、私と優香を置いて先に帰って行った。 「…なんだあいつ?」 私と沼田君が不思議そうな顔をしていると、 優香はクスクス笑いながらフォアを指差していて、 私と沼田君はフォアに近寄った。