オブラート









きっと、


このドアを開け、父親に会うことも、

以前の私なら怖かったはずなんだろうけど、




今はなんの恐怖も感じずに、家のドアに手をかけれる。










「春美…お前…」










ドアの開く音を聞き、

父親が玄関に出てきた。









「今まで何をやってたんだお前はー!」








父親は怒鳴りながら私の頬を殴り、




私が眉一つ動かさず、靴を脱いで家に入ろうとすると、父親は私の髪を引っ張って転ばせ、


馬乗りになって私を殴りだした。