オブラート









私は、

拓真の一番楽しい時期の、半年を奪った。










「十日間拘留と鑑別入れて、約、七ヶ月前後か…。


卒業式、間に合うかな…」





「……。」










もう、この場には居れなかった。





自分の悲しみと拓真の事しか考えていなかったけど、


私は拓真の家族やリン君、それに、拓真を可愛がってる先輩や勇介君達からも、拓真を奪ってしまった。










「ちょっと春美ちゃん!

どこに行くの!?」




「…ごめんなさい」










だから、


ここにはもう、いられない。