オブラート










血の気が引いた。







私は声を震わせながら、恐る恐るリン君に尋ねた。









「た…拓真、事故ったの…」




「いや、単車を捨てて逃げたのか、

事故って捕まったのか、わからない…」




「……。」










リン君がそう言うと、美咲さんは拓真に電話をかけた。









「…出ないな。


どっかに隠れてんなら、誰かに電話して、車に迎えに来させてるはずだから…」









美咲さんがそう言い、

私の絶望に追い討ちがかかった。