しばらくすると、 拓真の部屋の窓の前を、人影が通り、 玄関のドアが開き、部屋にリン君が入ってきた。 「リン、拓真は?」 美咲さんが聞くと、 リン君はその場に座り、暗い表情で答えた。 「わかりません… はぐれた場所の近くに、事故処理車が止まってて警察とか来てたんで、 そこの前を通ってみたら、真也さんの単車がガードレールに突っ込んで、大破してました…」 「……。」