オブラート









「お前さ〜、

あんま泣くなよ。



俺らがお前を守れてないみたいじゃん」





「わかったから!

泣かないから行って!


お願い早く行って!!」






私がそう言うと、拓真はニコッと笑い、


リン君に真剣な顔を向けた。










「…行けよ、リン」





「拓真…」





「行けよ!!」





「……。」









拓真がそう怒鳴ると、

リン君はアクセルを回し、スピードを上げた。








「え…


リ…リン君!?

なっ…なにやって…




た…

拓真が捕まっちゃうよ!」








リン君は私を無視し、更にスピードを上げた。