私達が車から降りると、拓真がバイクを起こして傷を見ていた。 「大丈夫か、拓真。 …うわ、ヒデーなこれ。 フロントフォーク曲がってんじゃねーか。 タンクも…パテ埋めだな、こりゃ」 「くそっ… とりあえず、兄貴の家に持ってく。 リン、俺が押していくから、お前は原チャで先に兄貴のアパートに戻ってろ」 「あ、ああ…わかった」 拓真はボロボロになった真也さんのバイクを押して歩き、 私達は先に達也さんのアパートへ戻った。