達也さんの部屋へ上がると、私達は、事の経緯を話した。
リン君が全て話し終えると、達也さんは何かを思い出した様に、クスクスと笑いだした。
「…なるほどね〜。
お前ら真也と同じ事やってんな。
マドカが居なくなった時を思い出しちまったよ」
「え…真也さんも?」
リン君が聞き返すと、達也さんは押し入れからアルバムを取り出し、
一枚の写真をテーブルに置いた。
その写真には、マドカさんに後ろから手を回す真也さんが映っていて、
最高の笑顔を見せる二人の頭上には、マジックで奪還と書かれていた。
「…達也さん、これって」
私がそう聞くと、
達也さんは懐かしそうに話してくれた。



