オブラート









「その後の事…ですか?」




「仮に、明菜ちゃんを上手く連れ戻したとするでしょ。


でも、その後は?

あんたら最後まで、責任持って逃がし続ける事できる?




このまま何もせず大人しく待っていたら、

もしかしたら、私みたいに半年で帰ってこれて、卒業式に間に合うかもしれないんだよ。



中途半端なことして警察に捕まったりなんかしたら、それこそ一緒に卒業どころじゃないし、

逃がした後にあんたらが捕まったりしても明菜ちゃんはどうなる?



そこまで考えたのか?」






「それは…」








リン君は、下を向いて黙った。