オブラート









「入ってたよ。


あんた達と、ちょうど同じ時期にね」





「場所とか、詳しく教えて下さい」




「……。」







リン君がそう言うと、

マドカさんは少し困った様子で、真也さんと顔を見合せた。








「…脱走させんの?」




「はい」








リン君が迷い無く答えると、マドカさんは後ろにのけ反り、両手を絨毯についた。







「あのねえ…


たしかにあそこは、少年院よりは簡単に脱走できるけどさ、


その後の事、ちゃんと考えてんの?」