オブラート









「…そこまでするのかよ、


あのクソ野郎は…」





「…え?」








拓真がそう言った瞬間、

エレベーターで上に行ったはずの明菜の義理母が、私達の所へ近付いてきた。










「可哀想だから、

教えてあげよっか?」






義理母は、ふてぶてしい態度で腕を組みながら私達に言った。









「…教護院だろ」








拓真が聞き返した。








「そうよ。


あの子、邪魔だから、私が入れ知恵したの。


前の旦那との息子も入ってた事があってね」





「……。」