オブラート









明菜のマンションに着くと、駐車場に父親の車が見当たらなかった。







「春美ちゃん、見落としてない?」



「…うん。

色と形…覚えてるから」




「じゃあ交番に行ってるんだね、待とう」







リン君にそう言われ、

私達は駐車場の入り口から、少し離れたところに隠れ、

明菜の父親の車が帰ってくるのを待った。