オブラート









「あ、おまわりさん」







リン君が、後ろから来たパトカーに気づき、みんなが振り返ると、


パトカーは私達の横で停車し、中から二人の警察が降りてきた。









「こんばんは」







助手席に乗っていた警察官の一人が、声をかけてきた。







「はいこんばんは〜。


花火大会の日まで職質するなんて、空気読めないおまわりさんっすね。


他に未成年、いくらでも歩いてんだろ。

髪の色でブレーキ踏むのやめろよ」








拓真が呆れ口調で警察にボヤいた。







「一応ね。

ナイフとか持ってないかの確認しないと。


こういう日だから、尚更」






私達はポケットの中身を調べられ、

住所と名前を二人の警察官に分けられて聞かれた。